🍑 桃ってどんな果物?

桃は、日本人にとってなじみ深く、夏を代表する果物のひとつです。古くは邪気を払う縁起物として扱われ、古事記や桃太郎の物語にも登場するほど、日本の文化に深く根付いています。現代では、上品な香りとジューシーな甘さが魅力で、贈り物やデザートにも重宝されています。

果肉の柔らかさや甘み、皮の剥きやすさなど、品種によって個性はさまざま。白桃、黄桃、ネクタリンといった分類があり、それぞれに特徴的な風味や旬の時期があります。

また、桃は見た目にも美しく、華やかな色合いや丸みのあるフォルムが特徴です。果物の中でも特に“女性に人気”が高く、美容や健康に良いとされる栄養素(ビタミンC、食物繊維、カリウムなど)を多く含んでいます。水分量が多くカロリーも控えめなので、夏場の水分補給やダイエット中のおやつにも最適です。

🍑 白桃・黄桃・ネクタリンの違いとは?

◾ 白桃とは?

果肉が白く、やわらかくジューシーな甘さが特徴。皮がするりと剥けやすく、生食に最適です。「あかつき」や「川中島白桃」などが代表品種です。

◾ 黄桃とは?

果肉が黄色く、しっかりとした食感と酸味が特徴。缶詰に使われる印象が強いですが、生食でも美味しく、ギフト用の高級品種も増えています。ビタミンAが豊富で、視力や肌の健康にも良いとされます。

◾ ネクタリンとは?

表面がつるつるしていて毛がなく、やや酸味がありながら濃厚な味わい。皮ごと食べられるのが特徴で、ジャムや加工品にも人気です。見た目はプラムにも似ており、若い世代からの人気も高まりつつあります。

🍑 人気の桃品種10選|特徴と旬、産地で比較!

1. あかつき(福島県)

福島県の代表品種。果肉はしっかりしており、甘みと酸味のバランスが良い。7月中旬が旬。

2. 白鳳(山梨県)

香りが華やかで果汁が多く、滑らかな口あたりが魅力。6月下旬〜7月中旬が旬。

3. 清水白桃(岡山県)

高級品として知られ、果肉は非常にやわらかく、繊細な甘みが特徴。7月下旬〜8月上旬が旬。

4. 川中島白桃(長野県)

果肉が硬めで日持ちが良く、甘さも濃厚。8月中旬〜下旬にかけて出回る。

5. 黄金桃(山梨県)

黄色い果肉の黄桃品種。濃厚な甘さとしっかりとした果肉で存在感あり。8月が旬。

6. ゆうぞら(福島県)

比較的新しい品種で、糖度が高くジューシー。皮離れも良く、扱いやすい。8月中旬が旬。

7. なつっこ(長野県)

日持ちしやすく、果肉もしっかり。ほどよい甘さと酸味でバランスが良い。8月が旬。

8. 夢白桃(山梨県)

大玉で果汁たっぷり。濃厚な甘さと香りで人気急上昇中。8月下旬〜9月初旬にかけて収穫。

9. はなよめ(山形県)

早生品種で6月中旬から出荷。果皮が淡く紅が入り、香りが華やか。

10. スイート光黄(和歌山県)

黄桃の中でも糖度が高く、酸味もほどよく感じられる。8月が食べ頃。

🍑 桃の主な産地と旬カレンダー

日本の桃は、主に以下の地域で生産されています。

  • 山梨県:全国1位の出荷量。「白鳳」や「夢白桃」などを中心に多品種栽培。
  • 福島県:東北の代表的産地。「あかつき」「ゆうぞら」などが有名。
  • 長野県:標高差を活かし、晩生品種まで長期間出荷。
  • 岡山県:高級白桃「清水白桃」「白麗」など贈答品に強み。
  • 山形県:さくらんぼと並ぶ桃産地。「はなよめ」など早生品種も栽培。

🍑 旬の時期目安(地域別)

地域 旬の時期
山梨県 6月下旬〜8月中旬
福島県 7月上旬〜8月下旬
岡山県 7月中旬〜8月上旬
長野県 7月下旬〜9月上旬
山形県 6月中旬〜8月上旬

🍑 桃の選び方と保存方法

◾ おいしい桃の見分け方

  • うぶ毛が均一で、皮にツヤがある
  • お尻の部分がやや柔らかく香りが強い
  • 全体に赤みがある(特に白桃)

◾ 保存方法のポイント

  • 常温保存が基本(直射日光は避ける)
  • 完熟したら冷蔵庫の野菜室へ(2〜3日で食べ切る)
  • カットした桃はレモン汁で変色防止+ラップで冷蔵

🍑 まとめ|お気に入りの品種を見つけよう!

桃は品種ごとに香りや甘さ、食感が大きく異なる果物です。この記事でご紹介した10品種は、いずれもその特徴が際立っており、シーンや好みに応じて選べるラインナップです。

旬の時期に合わせて、ぜひさまざまな桃を味わってみてください。きっと、「これは毎年食べたい!」と思えるお気に入りの桃が見つかるはずです。

フルーツギフトとしても人気が高い桃。ご自宅用だけでなく、贈り物にもぴったりです。

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